今日は「1位じゃなければ意味がない?」について。
先日行われた東京オリンピック柔道66kg級日本代表決定戦。
阿部一二三選手と丸山城志郎選手の戦いは24分間という
まさに死闘でした。
どちらもオリンピックに行かせてあげたい。
けれど、残念ながらオリンピックへ行けるのはたった一人。
たくさんのスポーツ選手が頂点を目指して頑張っていますが、
そのほとんどの選手の夢は叶いません。
1位になれるのはたった一人。
あるいはたった1チームです。
ときどき「1位じゃなければ意味がない」
という指導者さんの言葉を聞きます。
本当に1位じゃないと意味がないのでしょうか?
勝った阿部選手も、負けた丸山選手も
試合後のコメントが胸を打ちました。
お互いをリスペクトし、感謝していることを述べていました。
どうしたら勝てるか、切磋琢磨しながら
お互い成長してきたことが伺えました。
1位になってオリンピック代表になる。金メダルをとる。
そのゴールを目指す過程において身につく様々な能力と経験。
それを私たちは目標達成能力と呼んでいます。
1位を目指す過程において、二人に備わった目標達成能力は
計り知れないほどのものがあります。
その価値に気付けるかどうか。
指導者のコミュニケーションが大きな役割を担っています。
あなたが、負けた丸山選手の指導者だったら、
どんなコミュニケーションをとりますか?